研究課題
基盤研究(C)
胎盤の細胞融合を担うSyncytin遺伝子の受容体であるMfsd2遺伝子のノックアウトマウス(KO)を作成した。KOマウスの体重は小さく、その後の発育も不良であった。しかし、胎生期18.5と12.5日にKO胎仔と胎盤の病理学的検討を行ったが異常なく、更にCD31とKi67の免疫染色でも明らかな異常は認めなかった。また、胎仔線維芽細胞を用いてアレイ解析も行ったが、胎盤形成、血管新生、細胞周期、アポトーシスなどに関与する既知の重要遺伝子群に有意な発現差を認めなかった。