研究課題
基盤研究(C)
歯周組織の発生および再生過程におけるアネキシンa5発現細胞の局在と機能を組織学的に解析した。Anxa5は生後1週では歯根形成領域で、生後4週以降歯根根尖部や歯頸部歯根膜、ならびにセメント芽細胞や骨膜細胞で発現していた。歯周組織の中でAnxa5を強く発現する細胞が認められ、その一部は血管周囲に分布していた。生後6週で臼歯を再植した後の歯周組織再生過程において、Anxa5陽性細胞数は、再植3日後に急激に増大した。生後8週において、野生型に比べてAnxa5機能欠損マウスでは根尖部セメント質の形成が少なく、歯根膜の幅が大きかった。一方、成体の長管骨では腱・靭帯付着部で骨が増大する傾向が認められた。硬組織と周辺組織の発生・リモデリング・再生過程におけるAnxa5の関与が示唆された。
すべて 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (11件)
Gene Expr Patterns.
巻: 13 ページ: 84-90
Nature
巻: 494 ページ: 100-104
Histochem Cell Biol.
巻: 137 ページ: 841-847