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2011 年度 実績報告書

看護基礎教育における「働くこと」のイメージ化を促進する教育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22592392
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

梅津 美香  岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50326112)

キーワード働くこと / 看護基礎教育 / イメージ化 / 教育方法開発
研究概要

研究の全体構想は、働くという営みに関して求められる看護職者の能力について、ケア対象者の「働くことに関わる」看護ケアニーズを捉えた援助を行う能力と自らが看護専門職として働くことをマネジメントする能力という2つの側面が相互に影響し向上していくという考えに基づき育成する方法を、看護基礎教育から大学院教育、継続教育まで視野に入れて追究することである。
平成23年度においては、前年度に実施した、看護職者を対象に半構成質問紙を用いた面接調査の結果を分析した。調査対象は、「働くことに関わる」看護ケアニーズを捉えた援助について組織的取組みを行ったA施設、看護専門職として働くことのマネジメントに関する取り組みを行ったB施設の各々で取り組みに参加した看護職者のうち研究協力への同意が得られた2施設10名(A施設8名、B施設2名)であった。
調査結果の分析により、看護専門職として働くことのマネジメントの実状を把握した。「働くことに関わる」看護ケアニーズを捉えた援助と看護専門職として働くことのマネジメントの相互の影響については、「対象者の労働生活を把握し健康との関連を意識するようになると自分の労働環境(低床ベッドでのケアによる腰への負担)などが気になるようになった」「組織的取組みに参加を続けることで1人の働き手である自分のケアについて改めて考えるようになった」等の実例を収集した。また看護職としての成長のプロセスを整理した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

面接調査結果の分析を行い、「働くことに関わる」看護ケアニーズを捉えた援助と自らが働くことのマネジメントの現状を把握することができた。また、これら相互の影響や看護専門職としての成長の具体的プロセスの実例を収集した。
しかし、当初の予定より面接調査の分析に時間を要してしまい、卒業者対象の質問紙調査や教員対象の面接調査の計画実施に予定通り取り掛かることができなかった。

今後の研究の推進方策

・面接調査の結果を考慮した上で調査計画を一部見直し、質問紙調査および教員対象の面接調査の準備を進める。
・計画している調査の準備・実施と並行して、現在出ている研究結果を用いて、教育方法の試案づくりに着手する。

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公開日: 2014-07-24  

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