研究課題/領域番号 |
22592392
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
梅津 美香 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50326112)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 働くこと / 看護基礎教育 / イメージ化 / 教育方法開発 |
研究概要 |
本研究の具体的な目的は、働くことに関わる看護ケアニーズを捉えた援助と看護専門職として働くことのマネジメントの現状、及びこれら相互の影響の明確化を通じて、看護基礎教育において働くことの具体的なイメージ化を促進する教育方法を開発(教材開発を含む)することである。平成24年度においては、下記を実施した。 平成24年度は、前年度までの研究の進捗状況および面接調査の分析結果を考慮し、対象者の選定、人数等の計画の見直しを行った。また、面接調査結果を基に、学士課程卒業者である看護職者を対象とした質問紙調査用の質問紙を検討作成した。調査内容は、働くことに関わる看護ケアニーズを捉えた援助と看護専門職として働くことのマネジメントの実状、対象者が受けた基礎教育・卒後教育、看護専門職としての成長などについてである。 また、働くことの具体的イメージ化につながる可能性のある教育方法(主として事例学習、臨地実習)を収集することを目的とした、看護基礎教育に携わる教員への調査を計画・実施する。研究対象の選定方法の検討を行い、半構成質問紙を作成した。半構成質問紙は、平成23年度までの結果を基に、教員経験、専門分野、担当している科目、「働くこと」のイメージ化につながると思われる教育方法などから構成した。 上記と並行して、平成23年度までに行った「働くこと」のイメージ化に関係する教育方法についての文献検索の結果を用いて、働くことの具体的イメージ化の促進という観点から、体験学習等におけるデジタルカメラ等による静止画・動画撮影を用いた教育方法の試案を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査、教員対象の面接調査の実施計画の一部を見直し、質問紙作成等の準備を行った。また、当初はすべての調査を実施し分析してから行う予定であった、教育方法の試案を並行して進めることができた。 しかし、平成22年度以降、面接調査結果の分析に時間を要したこと、面接調査の分析結果から一部の計画を見直す必要が生じたため、進捗が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
・予定している調査を実施する。 ・前年度までに考案した教育方法(試案)を具体的に実施する。実施した結果を評価し、修正する。 ・「働くこと」のイメージ化を促進する教育方法についてとりまとめ、報告書をまと める。
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