研究課題/領域番号 |
22592532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 日本赤十字秋田看護大学 (2011-2012) 日本赤十字秋田短期大学 (2010) |
研究代表者 |
奥山 朝子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 准教授 (20465800)
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研究分担者 |
森 美智子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (10248966)
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研究協力者 |
渡邉 新 中通総合病院, 診療部長
戸井田 ひとみ 秋田市医師会立秋田看護学校, 副学校長
阿部 美里 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 小児がん看護 / 復学支援 / 連携 / 学校生活 / サポート体制 |
研究概要 |
入院中の学校とのつながりについて小児がん経験者の小学生6割、中学生3割が満足していたが、復学後の友人関係で傷付いた言動を体験していたのは小学生3割、中学生4割であった。経験者は学校に「病気の理解」、「学習の遅れの理解」、「特別扱いしない」、「本人の意思尊重」を要望していた。小児がん患児を学校で担当した経験のある教師は約 1 割、養護教諭は約3割と少ない状況にあり、教師と養護教諭は学校内での小児がん患児の情報共有と連携、さらにチームで関わる必要性を望んでいた。また、医療者と学校との連携のためにコーデイネーターとしての役割を看護師に求めていた。看護師の調査では、学校との連携に看護師の介入を必要としており、そのためには【連携】、【学校の理解と協力】、【学習支援】、【友人関係の支援】、【家族支援】、【連携システムの構築】を必要としていた。小児がん患児がスムーズに復学するためには学校側と医療者との連携が重要で、看護師は患児と家族を支えながら、時期を逸することなく患児の復学を見据えた入院中からの支援が重要である。
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