研究課題/領域番号 |
22611009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川浦 稚代 (YAMAUCHI Chiyo) 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (60324422)
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研究分担者 |
藤井 啓輔 独立行政法人国立がん研究センター, 東病院, 診療放射線技師 (40469937)
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連携研究者 |
青山 隆彦 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (80023307)
赤羽 恵一 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センター, 室長 (80202521)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 医療被ばく / 乳幼児 / X 線 CT / 人体ファントム / 線量測定・評価 |
研究概要 |
我が国の乳幼児における CT 被ばくの実態を把握するために、 日本人の 3 歳児体型を模擬した 3 歳児頭頸部ファントムを考案・作製し、そのファントム内部に微小線量計を多数配置した 3 歳児頭頸部ファントム臓器線量計測システムを開発した。作製した臓器線量計測システムを用いて、検査件数の半数以上を占める頭部 CT 検査時の臓器線量評価を行った。過去に我々が開発した 0 歳児および 6 歳児人体ファントム臓器線量計測システムを用いた線量評価結果と合わせて、年齢別に各臓器の線量レベルを比較した。乳幼児と成人について、管電流変調機構を利用した最新の被ばく線量低減システムの被ばく低減効果を調べたところ、乳幼児の被ばく低減率は大人よりも低いことが分かった。本研究成果は、乳幼児 CT 被ばくの防護や検査の最適化を検討する際の基盤情報となるだろう。
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