研究課題/領域番号 |
22650063
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井上 謙一 京都大学, 霊長類研究所, 特定助教 (90455395)
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連携研究者 |
高田 昌彦 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00236233)
星 英司 東京都医学研究機構, 東京都医学総合研究所, 副参事研究員 (50407681)
宮地 重弘 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (60392354)
井上 智 国立感染症研究所, 獣医科学部, 室長 (90213157)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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キーワード | 神経科学 / 脳・神経 / ウイルスベクター / 解剖学 |
研究概要 |
本研究では、神経回路解析に有用なトレーシングシステムを実現するための基盤的技術として、狂犬病ウイルスベクターを初めとするベクターシステムの開発を行った。まず、まず神経解剖学において有用な越シナプス的トレーサーとして使用されている狂犬病ウイルスCVS株をベースとした伝播能欠損型ベクターを開発し、挿入するマーカータンパク質(蛍光蛋白質)の発現量を増強する為の改変を行った。また、アデノ随伴ウイルスベクターおよびレンチウイルスベクター構築と回収法の検討を行い、霊長類において実用可能な力価・精製度を持つベクターの作製に成功した。これらのベクターを用いて、ベクターの多重感染により目的細胞選択的な外来遺伝子発現制御が可能であることを霊長類において明らかにした。
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