研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、将来的には古環境復元への応用までを視野に入れながら、プラントオパール(生物源シリカ)の酸素同位体比(δ18O値)から、新たにどのような環境情報を読み取ることができるかについて検討した。タケ・ササ類から抽出したプラントオパールの酸素・水素同位体比組成は、おおまかには、年平均気温が高い地点で採取したプラントオパールのδ18O値ほど、高い値を取る傾向がみられるが、同時に、緯度や標高、内陸度など、他の環境要素の影響も受けている可能性が考えられた。タケ・ササ類起源プラントオパールのδ18O値と環境要因との間の関係性については、さらなるデータの蓄積と統計学的な検討を加えて解析する必要がある。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (8件)
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