研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、幹細胞を用いた新しい放射線生体影響評価系を確立することである。そのために、マウス神経幹細胞を含むニューロスフェア細胞を用い、対照としてマウス線維芽細胞を用いた。ニューロスフェア細胞は、線維芽細胞よりも放射線によるDNA2本鎖切断の修復速度が速いという特徴がみられた。そこで、ニューロスフェア細胞を長期継代培養することにより、神経幹細胞の特徴を有した不死化細胞株の樹立を試みた。その結果、神経幹細胞の特徴をよく保持し、2倍体の染色体構成を示すマウス不死化ニューロスフェア細胞株の樹立に成功した。
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Radiat. Res.
巻: 175 ページ: 416-423
Mutat. Res.
巻: 683 ページ: 29-34
http://chokai.riast.osakafu-u.ac.jp/~housya6/home.html