機能性核酸導入細胞転写技術を用いた癌細胞浸潤評価チップの開発

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22656189
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物機能・バイオプロセス
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 長棟 輝行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20124373)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 細胞マイクロアレイ / 癌細胞 / 浸潤 / 細胞転写 / PEG脂質 / コラーゲンシート

研究概要

核酸を導入した細胞のマイクロアレイをガラス基板から細胞外マトリクスゲル上に転写する技術を開発した。この技術を用いて、核酸導入癌細胞のマイクロアレイを細胞外マトリクスゲル内に構築し、生体内に近い環境下でsiRNAの癌浸潤抑制効果を評価することに成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Cell transfer printing from patterned poly(ethylene glycol)-oleyl surfaces to biological hydrogels for rapid and efficient cell micropatterning (2011)
  • 著者名/発表者名: T. Takano, S. Yamaguchi, E. Matsunuma, S. Komiya, M. Shinkai, T. Takezawa and T. Nagamune
  • 雑誌名: Biotechnol. Bioeng. 巻: 109 ページ: 244-251
  • 査読あり
• [学会発表] 癌浸潤性評価のためのゲル包埋型siRNAスクリーニング細胞マイクロアレイの開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小宮世乃吏,山口哲志,三宅淳,河原正浩,長棟輝行
  • 学会等名: 化学工学会第77年会
  • 発表場所: 東京,工学院大学
  • 年月日: 20120300
• [学会発表] PEG脂質を用いた次世代細胞マイクロアレイの開発 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口哲志,長棟輝行
  • 学会等名: 第4回ナノバイオ若手ネットワーキングシンポジウム
  • 発表場所: 札幌,北海道大学フラテ会館
  • 年月日: 20110600
• [学会発表] Cell Micro-Patterning with Photo-Cleavable Anchor for Cell Membrane (2011)
  • 著者名/発表者名: S. Yamaguchi, S. Yamahira, T. Nagamune
  • 学会等名: Asian Congress on Biotechnology(ACB-2011)
  • 発表場所: Shanghai, China
  • 年月日: 20110500
• [学会発表] PEG脂質系細胞修飾剤を用いた細胞アレイ技術 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口哲志,長棟輝行
  • 学会等名: 第二回細胞アッセイ研究会
  • 発表場所: 三島,東レ研修センター
  • 年月日: 20110100
• [図書] Immobilized Culture and Tranfection Microarray of Non-adherent Cells, Cell-based microarrays, Methods in Molecular Biology 706(E. Palmer ed.) (2010)
  • 著者名/発表者名: S. Yamaguchi, E. Matsunuma, and T. Nagamune
  • 総ページ数: 151-159
  • 出版者: Human Press.