研究課題
挑戦的萌芽研究
カタブレファリス類に属するハテナ・アレニコラは細胞内に一時的に共生藻を保持し、二次共生の中間段階にあると考えられている。しかし、本生物は培養ができないため、核ゲノム解析に十分なDNA量を確保することが困難である。そこで、本生物の1.数細胞を全ゲノム増幅試薬に供し、どの程度その核ゲノムが解読できるか確かめることを目的とし、研究を行った。結果、ハテナ複数細胞を用いた場合、ハテナ由来の配列を得ることに成功したが、得られた配列のうちの約9割が2.4塩基の繰り返し配列であった。残りの約1割の配列に対し、BLASTxを行った結果、ハテナ由来と思われる配列が得られたが、この情報量ではハテナの核ゲノム全体をカバーするには非常に難しく、さらなる条件検討が必要であると判断した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件)
Protist
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