研究課題
挑戦的萌芽研究
雌雄のモルモットを用いて、トリクロロエチレン、トリクロロエタノールおよびトリクロロ酢酸のマキシミゼーションテストを行った。トリクロロエチレンの皮膚の感作率は雄70%、雌90%、トリクロロエタノールは雄20%、雌50%であった。しかし、トリクロロ酢酸は雄10%、雌0%で、殆ど感作性を示さなかった。トリクロロエチレンに感作した皮膚には好酸球浸潤が、肝臓には巣状壊死とその周囲にリンパ球浸潤が見られた。これらの所見はトリクロロエタノール曝露群でも観察されたが、程度はトリクロロエチレンより低かった。トリクロロエチレン曝露は血漿γGTPとインターフェロンγ値を上昇させたが、その他の曝露による上昇は観察されなかった。
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Environ Health Perspect
巻: 118 ページ: 1557-1563