研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、グレリンの難治性呼吸器疾患における病態生理学的意義を基礎と臨床の両面から解析した。進行期肺癌患者において、化学療法前の血漿グレリン値と化学療法に伴うQOL障害の程度に逆相関があることを見出した。慢性呼吸不全患者にグレリンを投与する容量探索試験を行い、栄養状態と運動耐用能の改善を得た。基礎研究として、グレリン投与は急性肺損傷モデルマウスに対して、肺炎症細胞浸潤と肺線維化と肺上皮細胞のアポトーシスを軽減し、用量依存性の生存率改善作用があることを見出した。以上の結果から、グレリンは難治性呼吸器疾患に対する治療方策として有用である可能性が示唆された。
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