研究課題
若手研究(B)
本研究では、ライプニッツ哲学における数学的認識のメカニズムを、想像力概念の役割に着目して解明することを目指した。主に1670年代の遺稿の研究を通じて、ライプニッツの記号観の大枠を明らかにした上で、ライプニッツの普遍記号法の構想において、形状や配列など、記号の持つ様々な側面への配慮が見られることを示した。数学研究における多義的な概念運用や記号・図形の使用は、こうした記号観を反映したものであり、こうした理解はライプニッツの数理哲学に新しい解釈をもたらすものであることを示すことができた。
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Natur und Subjekt : Akten des IX
ページ: 504-12