研究課題
若手研究(B)
本研究によって以下のことが明らかになった。意識経験を自然科学的な枠組のもとで理解する可能性を否定する議論にはさまざまな問題があるのにたいして、意識経験はすべて外界の事物のあり方を表象する心的状態であると考える意識の表象理論は、意識経験のさまざまな特徴を整合的に説明することができ、意識にかんするもっとも有望な理論である。また、意識の表象理論にはいくつかの深刻な問題点が存在するが、そこで用いられる表象概念を再検討することによって、それらの問題点を克服することができる。
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http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/~takayuki/kaken2010.html