研究課題
若手研究(B)
西アジア初期農耕社会における貯蔵活動の時空間的変異を見直し、文明の基盤を成した物資管理システムの生成過程を探るため、テル・エル=ケルク遺跡の資料を分析し、他遺跡の事例と比較・検討した。ケルク遺跡では文明社会の先駆となる集約的な貯蔵活動を確認できるが、他遺跡の事例は物資管理システムの生成過程が一系的でないことを示す。初期農耕社会では生業戦略の多様化に応じて多彩な物資管理技術が開発され、その中から後の物資管理システムが生成したといえる。
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岡山市立オリエント美術館研究紀要
巻: 27巻 ページ: 25-42
西アジア考古学
巻: 13号 ページ: 1-17