非対称情報下の金融仲介におけるエージェンシー・コストのマクロ経済分析

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730251
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 財政学・金融論
• 研究機関: 一橋大学
• 研究代表者: 中村 恒 一橋大学, 大学院・商学研究科, 准教授 (80418649)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: エージェンシーコスト / 金融仲介 / 信用リスク / 連続時間確率解析

研究概要

非対称情報の存在する金融仲介においてエージェンシー問題や情報開示問題があるとき、動学マクロ一般均衡モデルを使って、それらの景気変動や資産価格、金利の期間構造等への影響、そして金融安定に関する政策含意を理論的・数値的に検証する枠組みを構築した.

研究成果

• [雑誌論文] 証券化型金融のもとでの金融システムの安定について:コンティンジェント転換証券と保険の役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村恒
  • 雑誌名: 財団法人ゆうちょ財団の季刊機関誌『個人金融』2012春号
• [雑誌論文] A Continuous-Time Analysis of Optimal Restructuring of Contracts with Costly Information Disclosure (2012)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 雑誌名: Asia-Pacific Financial Markets 巻: vol.19 ページ: 119-147
  • DOI: DOI:10.1007/s10690-011-9144-6
  • 査読あり
• [学会発表] 証券化型金融のもとでの金融システムの安定について:コンティンジェント転換証券と保険の役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村恒
  • 学会等名: 損保ジャパン研究会
  • 発表場所: 損保ジャパンビル・新宿
  • 年月日: 2012-02-21
• [学会発表] A Continuous-Time Optimal Insurance Design with Costly Information (2011)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 学会等名: Yonsei University Economics workshop
  • 発表場所: Yonsei University, Seoul
  • 年月日: 2011-12-07
• [学会発表] A Continuous-Time Optimal Insurance Design with Costly Information (2011)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 学会等名: 大阪大学中之島コンファレンス
  • 発表場所: 大阪大学・中之島センター
  • 年月日: 2011-12-03
• [学会発表] A Continuous-Time Optimal Insurance Design with Costly Information (2011)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 学会等名: 日本リスク保険年金学会年次総会
  • 発表場所: 明治大学(御茶ノ水)
  • 年月日: 2011-11-05
• [学会発表] A Continuous-Time Analysis of Optimal Restructuring of Contracts with Costly Information Disclosure : Asset Pricing Implications (2010)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 学会等名: 第10回Econometric Society World Congress
  • 発表場所: 上海
  • 年月日: 2010-08-17
• [学会発表] A Continuous-Time Analysis of Optimal Restructuring of Contracts with Costly Information Disclosure : Asset Pricing Implications (2010)
  • 著者名/発表者名: Hisashi Nakamura
  • 学会等名: Disclosure : Asset Pricing Implications,"Society for the Advancement of Economic Theory(SAET) Conference on Current Trends in Economics
  • 発表場所: シンガポール
  • 年月日: 2010-08-13
• [備考] 中村恒、日本金融学会2012年度春季大会、中央銀行パネル「マクロプルーデンスと中央銀行-マクロプルーデンスの考え方、政策への取り組み、課題と展望を中心に」、パネラーとして招聘、2012年5月19日、立正大学
• [備考] 中村恒、全国銀行協会金融調査研究会シンポジウム「安定的な経済成長のためのプルーデンス政策のあり方を考える」～金融規制改革パッケージの検証と今後の展望、パネラーとして招聘、2010年12月17日、銀行会館5階講堂(東京)