研究課題
若手研究(B)
非衝突ランダムウォーク系は、多粒子ランダムウォーク系の一つであり、粒子間の相互作用として、複数の粒子が同時刻に同位置を占めないという制約を課したものである。本研究では様々な構造を持つ格子グラフ上で非衝突ランダムウォーク系を扱い、統計解析の基礎となる分配関数について考察する。具体的には離散戸田方程式等に代表される行列式解を持つ離散可積分系を利用して、分配関数の閉形式が厳密に計算可能な格子グラフを系統的に構成する。また得られた格子グラフを離散力学系の初期値問題や組合せ論の数え上げ問題に応用する。
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九州大学応用力学研究所研究集会報告書22AO-S8「非線形波動研究の新たな展開-現象とモデル化」
ページ: 176-181
ページ: 208-213
ページ: 242-247