研究課題
若手研究(B)
当研究で取り組んだ具体的な課題は次の2つである。1つには安定型白色雑音を伴う放物型確率偏微分方程式の解の正則性の問題、もう1つは確率線型輸送方程式の観測地から係数を推定する逆問題である。第一の問題については、(可積分性の低い)バナッハ空間の補間空間論を援用して正則性を議論する方針をとり、基準となる各空間での(非対称)独立確率変数の収束条件を得た。逆問題については2次変分過程を元としてランダムな観測地から決定論的係数を推定する公式を得ることにも成功した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
数理解析研究所講究録
巻: 1855 ページ: 140-146
J. Phys. A : Math. Theor
巻: 44(46) ページ: 465209(11)
10.1088/1751-8113/44/46/465209
http://argent.shinshu-u.ac.jp