研究課題
若手研究(B)
まず、半導体中の電子と正孔の運動を考え、その1次元の定常問題を考えた。境界条件は、オーミック接触を表すディリクレ境界条件を課した。さらに、大きなドーピングプロファイル(半導体中に固定されたイオン)を考えた。このとき、解の存在と一意性を示した。次に、ノズル内の気体の運動を考えた。この現象は、圧縮性オイラー方程式によって記述される。この初期値問題を研究し、2011年度にはラバル管に対して大きな初期値を与えて、2012年度には一般の初期値に対して小さな初期値を与えて、それぞれ時間大域解の存在を示した。ここで、ラバル管とは、狭まり広がりの形をした応用上最も重要なノズルである。
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