プラズマは気体が電離した状態として説明されるが、しばしば電離した気体(プラズマ)と通常の気体(中性粒子)は共存している。磁場閉じ込め実験装置のダイバータ領域などでは、その共存状態に更に高エネルギーイオン流れが重畳される。この重畳が気体の電離やプラズマの再結合(プラズマが中性粒子に戻ること)に及ぼす影響の解明を行った。実験手法・計測手法の開発を行い、高エネルギーイオン流に対する中性粒子の応答として荷電交換反応に伴う密度低下が特定の条件で起こることを明らかにした。プラズマ・中性粒子・高エネルギーイオンの共存状態を記述するモデルを構築した。
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