細胞膜タンパク質の空間分布イメージングを目指し、マルチプレックス4次ラマン散乱分光顕微鏡の開発を行なった。DAST微結晶の顕微4次ラマン計測を行なった。1170cm^<-1>(トシレートの環呼吸振動)、1347cm^<-1>(CH_3の分子振動)、1577cm^<-1>(スチルバゾリウム発色団の芳香環間の二重結合(C-C=C-C)の分子振動モード)にピークを持つ4次ラマンスペクトルを取得することに成功した。また、DASTの顕微4次ラマンイメージの取得を行なった。入射光の偏光を制御しつつ、DAST4次ラマンスペクトルの偏光依存性の取得に成功し、膜タンパク計測の可能性を示した。
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