研究課題
若手研究(B)
日本の山地の民家には木材資源を背景として、一般的な土蔵と異なり、木造の壁体に特徴のある板倉がみられることが知られている。本研究は既往研究において最も板倉が集積する地域として報告された八ヶ岳山麓の板倉を対象として、集落内、集落間における民家の板倉のやり取りの実態と20世紀初頭に養蚕倉庫として建設され、その後、再利用された寒天倉庫の移築再利用の手法について調査を行い、構法的特徴と地域の建築資源の活用の特徴を明らかにした。
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