研究課題
若手研究(B)
銅イオン輸送ATPase(CopA)は、ATPを加水分解し余分な銅イオンを排出するイオンポンプである。同じくイオンポンプであるカルシウムATPaseでは、3つの細胞質ドメインの運動がイオン輸送に重要であることが明かされた。それらに加え、CopAではN末端側に他のイオンポンプには存在しない金属結合ドメイン(NMBD)を持つが、その意味は謎である。本研究では、CopAの生理的中間体を現す細胞質ドメインの複数のX線結晶構造を決定し、NMBDを含めたドメイン間の相互作用の解明を目指した。