癌骨転移治療薬ゾレドロネートの次世代型経皮吸収製剤の創製と治療への応用

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22790513
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 応用薬理学
• 研究機関: 京都薬科大学
• 研究代表者: 勝見 英正 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (30434666)
• 研究協力者: 山本 昌 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (00166779)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: ドラッグデリバリー

研究概要

ビスホスホネートの一種であるゾレドロネートは骨転移治療薬として汎用されているが、投与方法は注射に限定されている。本研究では、ゾレドロネートの新たな投与形態の開発を目的として、ゾレドロネートの新規経皮吸収製剤を開発した。骨転移モデルマウスを用いた検討において、ゾレドロネートパッチ製剤を貼付することにより骨転移が顕著に抑制されることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Development of a novel self-dissolving microneedle array of alendronate, a nitrogen-containing bisphosphonate : evaluation of transdermal absorption, safety and pharmacological effects after application in rats (2012)
  • 著者名/発表者名: Hidemasa Katsumi, Shu Liu, Yutaro Tanaka, Kaori Hitomi, Rie Hayashi, Yuka Hirai, Kosuke Kusamori, Ying-shu Quan, Fumio Kamiyama, Toshiyasu Sakane, Akira Yamamoto
  • 雑誌名: Journal of Pharmaceutical Scicences
  • DOI: doi:10.1002/jps.23136.
  • 査読あり
• [学会発表] 親水性パッチ製剤を利用したゾレドロネートの経皮吸収性及び関節リウマチの骨破壊抑制効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林理恵, 勝見英正, 他
  • 学会等名: 第27回日本DDS学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-06-09
• [学会発表] 自己溶解型マイクロニードルを用いたアレンドロネートの次世代型経皮吸収製剤の開発とその治療への応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 人見佳緒里, 勝見英正, 他
  • 学会等名: 第27回日本DDS学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-06-09
• [学会発表] 自己溶解型マイクロニードルを用いたアレンドロネートの次世代型経皮吸収製剤の開発とその治療への応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 平位由佳, 勝見英正, 他
  • 学会等名: 日本薬剤学会第26年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-05-29
• [学会発表] 癌骨転移治療薬ゾレドロネートの経皮吸収製剤の創製とその治療への応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 勝見英正, 他
  • 学会等名: 第26回日本DDS学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-06-17
• [学会発表] 癌骨転移治療薬ゾレドロネートの経皮吸収製剤の創製とその治療への応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 勝見英正, 他
  • 学会等名: 日本薬剤学会第25年会
  • 発表場所: 徳島
  • 年月日: 2010-05-14
• [図書] 次世代経皮吸収製剤の開発と応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 勝見英正, 他
  • 総ページ数: 197-204
  • 出版者: シーエムシー出版