【目的】小児のアレルギー性疾患と環境因子の関係を示すバイオマーカーの探索。 【方法】質問票調査及び児の血液を用いて、特異的IgE値の測定、血清中PCB濃度の測定、各種サイトカインのmRNA発現量を測定した。 【結果】対象者(200名)から未就学児30名(健常児15名、喘息児15名)を抽出。(1)喘息でかつ血清PCB濃度が高い児においてIL-8の発現量が高かった。(2)IgE陽性でかつ血清中PCB濃度が高い児においてIL-22の発現量が高かった。 【結論】児と環境因子曝露を推測するバイオマーカーとしてIL-8及びIL-22が有効である可能性を示唆した。
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