研究課題
若手研究(B)
免疫賦活作用を有する物質を用い、ヒト好中球におけるTRAIL分泌促進効果を検討した結果、酪酸菌を見出した。酪酸菌は、好中球内に蓄積されたTRAILの細胞外への放出を促す働きを有していた。酪酸菌によるTRAIL分泌機構の解明を行った結果、TLRシグナルを介した経路であることと、MMP-8の関与が示唆された。酪酸菌単独投与で癌細胞に対する好中球の細胞傷害活性が増強し、さらにマウスに移植した腫瘍に対して、顕著な腫瘍増殖抑制効果を示した。現在までの成果をまとめ、国際誌へ投稿中である。
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http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/pubmed/