研究課題
若手研究(B)
単球性白血病細胞株であるTHP-1およびU937細胞はサリューシン-βを合成・分泌していた。また、単球およびマクロファージからサリューシン-βが分泌されていることからサリューシン-βは粥状動脈硬化症においてオートクリン・パラクリン作用を有し、炎症性サイトカインは細胞内プロサリューシンのプロセシングを誘導している可能性があり、動脈硬化治療の新たな標的分子になる可能性が示唆された。Radioimmunoassay系では血中濃度の測定には至っていないため、血中濃度測定可能なサンドイッチELISA系の確立をした。健常人の血漿中サリューシン-β濃度は約1 nmol/Lであった。今後はELISAで動脈硬化性疾患患者のサリューシン-β血中濃度を測定し、病態生理学的意義およびバイオマーカーとしての有用性を検討していく。
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