研究課題
若手研究(B)
概日リズムが幼若型から成熟型に移行するメカニズムを考察するため、乳仔期ラットの概日リズムの特性を検討した。その結果、乳仔期は母獣による授乳.育仔リズムは仔の深部体温変化に大きく影響し、乳仔期はSCNリズムが光環境よりも母獣による哺乳.育仔に同調する可能性が示された。また、発達期に摂食時間制限によりSCNリズムを反転させたラットでは、有意な体重増加や多動が認められ、明暗周期への同調反応が低下していた。よって、脳発達期の乱れた食生活は成熟後の脳機能障害を誘発する可能性が示唆された。
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Cong Anom
巻: 50 ページ: 105-114
DOI:10.1111/j.741-4520.2010.00269x