骨再生過程におけるCCN3の役割の解析とその臨床応用の基盤構築

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22791992
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 長崎大学 (2011); 九州大学 (2010)
• 研究代表者: 南里 篤太郎 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (50529807)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: CCN3 / 破骨細胞, / 骨再生

研究概要

骨再生時において、CCN3は骨芽細胞のみならず、破骨細胞のいずれの分化も、相互に制御、調整するコントロール因子である可能性が高いことが示された。このことは、骨格の維持に不可欠なリモデリング機構にCCN3が深く関わっていることを示すものである。骨再生には、過度の再生を抑制する制御因子の存在が重要であり、その役割をCCN3が担っていることは未だ報告がないことから、CCN3が骨再生のメカニズムを総合的に解明する上で極めて重要な因子として、さらに詳細な検討を行う必要性が示唆された。