研究概要 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者 10 名(在宅酸素療法(HOT)群 4 名,非 HOT 群 6 名)を対象に,息切れ,SpO2,BMI,LBMI,血液生化学検査値,食事摂取量などを調査した。COPD 患者の BMI,LBMI に痩せの傾向はなく,血中および食事摂取量の分子鎖アミノ酸(バリン,ロイシン,イソロイシン),総エネルギー摂取量は基準値内もしくは多い傾向で,血中のバリン,分子鎖アミノ酸は HOT群が有意に高かった。BMI,LBMI と食事摂取量の Fischer比は正相関があった。在宅蚕糸療法患者の安静時エネルギー量の増大,食事摂取時の特異動的作用を考慮すると,総エネルギー,たんぱく質摂取の維持・増進が,LBMI の維持・増進に繋がると考える。
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