研究課題
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メタボリックシンドロームを基盤病態として発症する非アルコール性脂肪肝炎(Non alcoholic steatohepatitis : NASH)は線維化を伴う脂肪肝炎を経て、肝硬変や肝癌に至る病態で、その病態解明と新たな治療戦略の確立は急務である。本研究課題では、血栓溶解に中心的な役割を果たす線溶系因子プラスミノゲン/プラスミンの非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の病態進展における役割を、プラスミノゲンの欠損マウスやプラスミン阻害剤を用いて検討した。その結果、プラスミンによるマクロファージの浸潤増加およびその活性化促進がNASHの病態に対して増悪的に働いており、プラスミン阻害剤がNASHの新たな治療法として有効である可能性を見出した。
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