研究課題
基盤研究(A)
社会調査をめぐる環境が厳しくなる中で、ウェブ調査の比重は現在急速に高まっている。本研究は、Covid-19が多文化共生意識にもたらす影響をテーマとした調査を行ない、インターネットを用いた信頼しうる社会調査法として、非確率オンラインパネルに対する「無作為ウェブ法」の信頼性、妥当性を検証することを主要な目的とする。
社会調査においてウェブ調査の比重が高まっているが、任意登録による調査対象者のサンプルから得られたデータは現状では十分信頼して用いることができない。本研究は、社会調査が困難になっている中、Covid-19が多文化共生に与えた影響を調査しつつ、非確率オンラインパネルに対する無作為ウェブ法の有効性を緻密な手法を用いて検証しようとしており、学術的に、また社会的にも大きな意義がある。