高等学校家庭科におけるSTEAM 教育の手法について、フード・テックに着目して研究した。 本研究では、国内外のフード・テックに特化した展示会への視察調査を行うことにより、特にエシカル消費に関連したフード・テックの現状をふまえて授業を開発した。その際、複数の高大連携、小学校との異校種連携、関連会社代表者と連携し、高校生の活動を生かした、多角的な教育デザインを行った。生徒の成果物よりその学習効果を検証したところ、身近な生活を題材とした家庭科の学びによる理解の深まりや、科学的な興味・関心を喚起できたことが伺え、家庭科のSTEAM教育の可能性を明らかにした。
|