研究課題/領域番号 |
22K00412
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
相原 優子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (30409396)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | アメリカ文学 / ユダヤ系アメリカ人作家 |
研究実績の概要 |
この年度もコロナ禍であっただけでなく、個人的にもいろいろなことが生じた一年であった。コロナもあり、仕事にも研究にも制約が多かったと思われる。今後の研究活動を考えた時に、成果発表や日頃の学問に新しいパソコンが必要かと思い、購入をお願いした。今回の研究のキーワードともなる「親密さ」という概念について、考えさせられた場面が多かったといえる。この研究を進めるにあたり、暫し本から離れて、貴重な体験をしたように思われる。分析する作品について、考えているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究の遅れは、まずは、世界を席巻している「コロナ」によるものであろう。機材や研究書の入手も時に困難になった。生活上の制約も含め、実施する講義もオンラインになった。オンラインで仕事が可能であることに感謝しているものの、その準備に今まで以上の時間が必要であった。そのため、十分な研究時間が割けなかったというのは、確かである。また体調を崩してしまい、そこから少し回復するために時間がかかったと思われる。
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今後の研究の推進方策 |
今回の研究のキーワードは「親密」さである。まず、この概念を正確に定義したいと考える。その言葉の使われ方や歴史も正確に把握したく思う。また、世間にみられる、多様な人間関係について、良く考察し、それぞれの文学作品の分析を行いたい、と思う。コロナと戦争には、「人間関係」を問い直す現実がある。この時代にも重要な考えだと思う。
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次年度使用額が生じた理由 |
他の業務から解放され、より研究に集中できる期間であり、研究書や機材の入手も徐々に困難さが緩和されつつある世間になっている。学会などの出席も可能になると思われる。
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