研究課題/領域番号 |
22K02160
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
西尾 幸一郎 山口大学, 教育学部, 准教授 (70426534)
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研究分担者 |
西 敦子 山口大学, 教育学部, 教授 (90526914) [辞退]
星野 裕之 山口大学, 教育学部, 教授 (60263753)
森永 八江 山口大学, 教育学部, 准教授 (40404818)
黒光 貴峰 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (50452925)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 家庭科 / 授業開発 / オンライン教育 / ICT活用指導力 / 教員養成 / 令和の日本型学校教育 |
研究実績の概要 |
令和の日本型学校教育の構築に向けて、大学には対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導を実践できるような人材の育成が強く求められている。本研究の目的は、家庭科教員養成課程における様ざまな専門科目の中で、実際の学校現場で学生がオンラインを活用した教育活動を企画・実践する機会を提供する教育プログラムを開発し、その有効性を検証することである。ここでは、衣食住の領域横断型の教育プログラムとしてカリキュラムの中に位置付けることにより、学年進行に伴って段階的に指導力を向上させること、児童生徒や家庭科教員にとっても新しい学びや気づきを与えることを目指している。 研究初年度となる本年度は、授業実践家庭科教員養成課程におけるオンライン活用教育実践プログラムの開発を行なった。そして、いくつかの講義では、授業の一環として、大学生がICTを活用した教育活動を企画し、実際の教育現場で実践する機会を提供し、その有効性を検討した。実践された内容としては、小学生と5カ国の大学生が自国の米文化を紹介しあう情報交換会や、調べ学習の成果を他県の人たちに紹介する発表会、中国人大学生によるオンライン調理実習(最近、流行している中国の家庭料理)などがあった。以上の成果の一部は、2023年度の家庭科教育学会などの研究大会で順次発表していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請時に作成した研究ロードマップの通りにプロジェクトは進捗しており、各科目のシラバスや年間指導計画の中で本プログラムを位置づけることはできた。ただし、学年進行に伴って段階的に学生のICT指導力を向上させるという観点についてはまだ検討の余地が残されている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、本年度に作成したシラバスや年間指導計画に基づいてプログラムを実施する。開発プログラムの有効性の検討は、①大学生に対する教育的効果(短期、中期的な大学生のICT活用に関する意識や技術の変化、など)、②児童・生徒に対する学習効果(準実験デザインによる学びの深化の測定、など)、③小中高等学校の家庭科教員や大学教員による評価(聞き取り調査など)の3つの視点から行なう予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究打合せや学会参加に関わる旅費を計上していたが、今年度もコロナ禍が継続していたため対面の予定がオンラインに変更になったため差額が生じた。次年度、海外で学会発表を行う予定であるが、円安と燃料費の高騰のために当初予定より増額となることが予想される。旅費の増額分を今年度の余剰金で補填することになると思われる。
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