研究課題/領域番号 |
22K02767
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 祥隆 岐阜大学, 教育学部, 助教 (00794033)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 聴覚障害 / 外国語指導 / 英語 / 聴覚障害児用英語教科書 |
研究実績の概要 |
研究計画2の韓国の特別支援学校学習指導要領の特殊教育共通教育課程(英語)に関する学習指導要領の翻訳の修正およびその内容の分析を終えることができた。また、内容を分析した箇所の結果と日本の特別支援学校小学部・中学部学習指導要領の外国語指導や英語指導の箇所との比較を行った。また、小学校学習指導要領の外国語教育に関する箇所についても該当箇所の抽出を行い、比較の対象とすることができた。韓国の特別支援教育を専門とする大学教員とのオンラインによる研究会も定期的にできており、分析の内容や記述などに関して、内容や分析に誤りがないことを確認しながら、進めることができている。これらの成果については韓国で開催された韓国言語聴覚障害に関する学会にてポスター発表を行った。発表内容について、韓国の特別支援教育に携わる複数の大学教員からフィードバックや助言を得ることができ、今後、修正や検討をしていく点についても課題が整理できた。また、韓国の次期学習指導要領の改訂において、特別支援教育における外国語指導の在り方について変更が行われることなど、最新の情報を得ることもできた。 韓国で聴覚障害児の外国語指導に携わる教員へのインタビューのアポイントの調整も進んでおり、来年度は韓国へ渡航し、情報の収集ができる段階となった。 今後の課題としては、次期、学習指導要領の改訂における外国語指導の位置づけについても調査ができるよう研究を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
分析した内容について、韓国での学会発表ができたこと、またインタビュー調査の目途もたったことから、(2)おおむね順調に進展しているとの区分とした。
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今後の研究の推進方策 |
聴覚障害児教育に携わる教員に対するインタビューの実施、聴覚障害児用に作成された英語の教科書の使用の実際についてなど研究計画に基づき、研究を遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
1年目に韓国に渡航できなかったことから、渡航に係る分の研究費が1年目、2年目に繰り下がったため。来年度、既に調査の予定の目途が立っており、執行予定である。
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