研究課題
2022年度は、①高低差のある木造密集市街地の調査対象地区(横浜市中区内)の通り抜け・空地・空き家調査を実施した。②2021年度に実施した関連アンケートの集計・分析を行った。③①の地区で、住民まちづくり協議会や関連研究者と共に、大地震後の火災避難や、火災避難後の避難や仮住まいに関する、事前復興についての検討ワークショップの実施と参加者へのアンケートを行った。2022年度は、関連する研究発表を、発表論文2編(うち、査読1、主著1)、学会発表4(うち、国際シンポジウム1,発表者3)行った。
1: 当初の計画以上に進展している
調査対象地区の、通り抜け・空地・空き家調査の実施と関連する内容での学会発表・国際会議での発表、本科研関連アンケート調査の査読論文の執筆・発表、火災避難や事前復興を地域で検討するワークショップの実施など、計画的に研究をすすめることができた。
2023年度以降は、2022年度および2023年度前半に実施した、高低差のある木造密集市街地での調査や事前ワークショップの成果を分析し、研究発表論文にまとめる。2021年度に実施した、内水氾濫による被害・避難・住宅修繕・仮住まい等に関する住民アンケート調査の追加ヒアリングや調査地域内の福祉施設等への調査、また、他地域での同様の調査等を通して、計画に示した研究をすすめていく予定である。
コロナ感染症の拡大により、予定していた市民向けワークショップ(終了後にアンケート実施)が1回分、次年度にあと倒しになり、実施のための経費が持ち越されたため
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
都市計画学会論文集
巻: 57 ページ: 1439-1446
10.11361/journalcpij.57.1439
日本女子大学大学院紀要. 家政学研究科・人間生活学研究科
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