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2022 年度 実施状況報告書

「叱るべき」から「然るべき」土地利用誘導への転換に向けた制度計画及び手法論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K04491
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

松川 寿也  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (60444189)

研究分担者 浅野 純一郎  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10270258)
姥浦 道生  東北大学, 工学研究科, 教授 (20378269)
小林 剛士  山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40553160)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード開発許可制度 / 立地適正計画 / 土地利用制度
研究実績の概要

初年度は、研究課題①~③に関する先行研究をレビューした上で、主として研究課題①及び②を中心に取組んだ。
研究課題①では市街化区域内施設を利用施設とする土地利用転換の動向を捉えるための分析手法の検討と一部都市でのケーススタディを行なった。具体的な分析作業としては、市街化区域縁辺部の特徴を都市毎に詳しく分析した上で、航空写真や住宅地図を数時点収集して土地利用転換を時系列的に分析する手法や、土地利用転換と利用施設との関係を地理情報システムにより即地的に捉える手法を構築し、また一部都市では土地利用転換の具体的動向を捉えるケーススタディを行なった。また、公文書により市街化区域の拡大履歴や立地適正化計画と市街化調整区域での土地利用転換との関係性を分析するための資料を収集した。
次に研究課題②では、居住誘導区域内の土地利用現況を分析し、都市的及び農業的観点からみた複合評価分析を定量的かつ即地的に行う手法を構築した。具体的な分析作業としては、人口5万人以上の非線引き都市の居住誘導区域内の土地利用現況に関する空間データを地理情報システム上に構築し、未利用地の立地特性や居住誘導区域と用途地域との関係を把握した。また、都市的及び農業的観点からみた複合評価分析に必要な指標を検証し、検証に必要な指標を分析するための資料、情報収集ならびに評価手法の検討を行なった。
さらに、研究課題③に関する資料、情報収集を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

概ね順調に研究活動を実施できたため。

今後の研究の推進方策

次年度は研究課題①及び②に対して継続して取組む他、研究課題③を中心とした調査研究に取組む。

次年度使用額が生じた理由

調査に要する旅費等の支出が抑制されため。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 人口減少期の線引き制度運用の実態と立地適正化計画との関係に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      浅野純一郎・渡邉拓実
    • 雑誌名

      都市計画学会誌

      巻: 57-3 ページ: 355-363

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 部門計画間での齟齬や矛盾を抱えた集約型都市政策からの転換に向けて2022

    • 著者名/発表者名
      松川寿也
    • 雑誌名

      日本建築学会大会研究協議会資料

      巻: 都市計画部門 ページ: 21-24

  • [学会発表] 市街化調整区域縁辺部に立地する駐車場に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      山中翔太・松川寿也
    • 学会等名
      日本都市計画学会東北支部
  • [学会発表] 非線引き都市の居住誘導区域内残存農地における特性と方向性に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      熊倉拓郎・松川寿也
    • 学会等名
      日本都市計画学会東北支部
  • [学会発表] 40人/haを下回る限界市街化区域の現状と今後の区域区分制度のあり方に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      谷澤晃平・松川寿也
    • 学会等名
      日本都市計画学会東北支部

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公開日: 2023-12-25  

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