研究課題/領域番号 |
22K07671
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
長谷川 智一 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80631168)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 放射線治療 / 腫瘍免疫 / 機械学習 |
研究実績の概要 |
CD8/FoxP3陽性細胞数の免疫組織染色が完了し、治療成績のデータが揃っている子宮頸癌の術前照射の症例を用いて、定量的判定法の検討を進める。専用のソフトを用いた解析による定量評価と従来の目視による判定とを比較して、差異がないことを証明すること、また、ソフトを用いた判定が優れている可能性について検討した。CD8の免疫組織染色が完了し、治療成績のデータが揃っている中咽頭癌の症例を用いて、ソフトを用いた判定の妥当性について検討した。子宮頸癌、中咽頭癌いずれにおいても専用のソフトを用いた定量評価は従来の目視による判定と比較して差異がないことが確認された。また、ソフトを用いることで短時間での解析が可能になることを示した。 同時に子宮頸癌で放射線治療中(10-20Gy時点)の生検検体採取と血液採取を現在行っており、引き続き症例を増やしていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
解析方法の検討を進めており、一定の結果を得られている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き解析を進めていくと同時に、生検検体採取と血液採取の症例の集積を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)すでに研究室にあった消耗品を使用して研究を行ったため、残額が生じた。 (使用計画)前年度の残額と今年度の直接経費を使用して、解析法の研究を行う。これらの研究における消耗品、学会参加のための費用などに使用する予定であ る。
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