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2022 年度 実施状況報告書

伸展刺激が心臓の線維化を制御する機序を解明する

研究課題

研究課題/領域番号 22K08137
研究機関獨協医科大学

研究代表者

小尾 正太郎  獨協医科大学, 医学部, 准教授 (10734452)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード機械的刺激
研究実績の概要

予備実験でCLDN1が機械的刺激である伸展張力に応答して線維化を誘導することがすでに分かっており、今回CLDN1の機能解析を検討した。
まず、ヒト心臓由来の培養筋線維芽細胞を用いてCLDN1のリン酸化を検討したところ、伸展張力でリン酸化が変化する部位を多数認めた。また、マウス心臓拡張不全モデルの心臓を正常心臓と比較したところ、同様にCLDN1のリン酸化レベルが変化する部位を多数認めた。
次に、CLDN1と結合する蛋白を検討した。GST融合CLDN1蛋白を合成し、これに結合する新規蛋白Aを同定した。
さらには、伸展張力によりCLDN1結合蛋白Aの発現レベルが増大することも確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実績に表記したようにCLDN1の機能解析として新規結合蛋白Aを同定できたため。

今後の研究の推進方策

CLDN1結合蛋白Aの機能解析を行う。また、CLDN1ノックダウンによる遺伝子発現変化からCLDN1関連蛋白、シグナルを検討する。

次年度使用額が生じた理由

物価の上昇により試薬を購入できなかった。
本年度分と翌年度分を合算することにより、物品を購入していく。

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公開日: 2023-12-25  

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