研究課題/領域番号 |
22K08562
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
水井 理之 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30423106)
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研究分担者 |
増山 慧 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80869917)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | PPARa / IL-17 / Fatty acid / glutaminolysis / autoimmune diseases |
研究実績の概要 |
前年度、選択的PPARa調節剤(SPPARMa)であるペマフィブラートによってTh17が抑制され、実験的脳脊髄炎の軽減を見出したが、さらにIL-17が発症に関与すると考えられるImiquimod誘発性乾癬様皮膚炎においても、ペマフィブラート投与が皮膚病変を著明に軽減することがわかった。この作用は、PPARa特異的でありかつ亢進した脂肪酸酸化依存性の反応であることを、従来のPPARa活性化剤であるフェノフィブラートとの比較によって明らかにした。さらに、慢性腎臓病において上昇すると報告されている末梢血中Th17細胞が、ペマフィブラート投与中の慢性腎臓病患者においては、非投与の患者に比して有意に低下していたことから、臨床的にも本薬剤投与により免疫細胞環境に影響を及ぼしうることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究は計画通り進行している
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今後の研究の推進方策 |
論文投稿中である
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