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2023 年度 実施状況報告書

網羅的分子生体情報を用いた頭部外傷患者に対する新たな治療戦略の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K09161
研究機関大阪大学

研究代表者

中村 洋平  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (80644004)

研究分担者 清水 健太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
小倉 裕司  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70301265)
松本 寿健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (70644003)
伊藤 弘  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80836594)
戸上 由貴  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (50866936)
蛯原 健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (10813975)
奥崎 大介  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (00346131)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード頭部外傷 / 低ナトリウム血症 / RNA解析
研究実績の概要

2022年度は頭部外傷患者と痙攣、てんかん発作との関連について網羅的生体分子情報解析を計画した。頭部外傷後痙攣、てんかん発作を生じた患者を調査し、蛋白発現の解析を行った。解析結果は2023年11月の第51回日本救急医学会総会において発表した。2023年度は頭部外傷後に生じる低ナトリウム血症について着目した。頭部外傷後に低ナトリウム血症を生じる症例と生じない症例を、入院時の血液中のRNA発現の違いによって予測することが可能かどうかを明らかにすることとした。このため、入院期間が1週間以上であった頭部外傷症例、計43例について入院時の血液サンプルを採取した。採取した検体は大阪大学微生物学研究所ゲノム解析室に解析を依頼した。今後、解析データを用いて低ナトリウム血症を生じた頭部外傷患者と生じなかった頭部外傷患者でのRNA発現の違いについて評価を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

低Na血症を合併する頭部外傷症例のRNA発現の特徴を解析すべく、すでに検体採取は終了し、データの解析を行っているところである。

今後の研究の推進方策

2024年度は、頭部外傷後に血種拡大や脳腫脹を呈する症例について、入院時の血液検体におけるゲノム解析やプロテオーム解析によって病態を解明していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

2023年度末現在、検体のRNA解析を行っているところである。本解析に関わる費用について2024年度使用額として使用する予定であるため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 頭部外傷後てんかん発作に関連するプロテオーム解析2023

    • 著者名/発表者名
      中村洋平
    • 学会等名
      第51回日本救急医学会総会

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公開日: 2024-12-25  

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