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2022 年度 実施状況報告書

シングルセル解析による子宮頸部異型上皮の病勢進行の機序解明と新規マーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K09547
研究機関大阪大学

研究代表者

木村 敏啓  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90584524)

研究分担者 上田 豊  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (10346215)
平松 宏祐  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (10650591)
中川 慧  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30650593)
角田 守  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (30923031)
小林 栄仁  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (50614773)
三好 愛  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50880712)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードgynecology / cervical intraneoplasia / single-cell analysis / HPV
研究実績の概要

子宮頸癌は正常子宮頸部上皮にヒトパピローマウイルス(HPV)が感染し、その持続感染により子宮頸部異型上皮(CIN)を経て子宮頸癌へと進行することはこれまでの研究により明らかにされている。その癌化、病性進行の過程における細胞レベルでの変化は明らかではない。
本研究では次世代シークエンサーを用いて子宮頸部組織のシングルセルmRNA シークエンス解析を実施し、癌化および病勢進行に関する細胞内でのメカニズムの解明を行うことを目的に研究を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度はサンプルからシングルセルmRNAシークエンスのライブラリ作成の技術的な安定のため生検組織の分離精製を複数回行い、手技を確立した。そのうえで3症例についてサンプルを採取しシングルセルmRNAシークエンスを行った。子宮頸部異型上皮とHPVとの関連について現在データ解析を複数の統計解析手技にて行っている。HPV感染の子宮頸部異型上皮の患者が予想より少なく今のところ3例であるがさらに数症例の追加を考えている。これらは現在の解析と同時進行で進めていく。

今後の研究の推進方策

シングルセルmRNAシークエンスの手法については確立できており、サンプル処理の条件は問題ないと考えている。現在複数の解析手法を用いて検討しているが、さらに追加の解析手段を用いていく予定である。重ねてサンプル採取も進めており、さらに数症例の積み重ねを検討している。本年度は対象となる患者が予想より少なかったが、必要な総数はそれほど多くないため、本院の外来の範囲での採取を継続の方針である。

次年度使用額が生じた理由

引き続き解析を行う予定であるため、少額の残高は使い切らず繰り越しとした。

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公開日: 2023-12-25  

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