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2022 年度 実施状況報告書

周麻酔期における特定行為看護師のコンピテンシーの解明と実践モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K10744
研究機関豊橋創造大学

研究代表者

中村 裕美  豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (60381464)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード周麻酔期 / コンピテンシー / 特定行為看護師
研究実績の概要

本研究は、術中麻酔管理領域パッケージの研修を修了した特定看護師(以下、周麻酔期特定看護師とする)のコンピテンシーと特定行為実践のアウトカムを明らかにし、周術期における実践モデルの構築を目的とする。
2022年度は、周麻酔期特定看護師のコンピテンシーを抽出する面接調査に先立ち、インタビューガイドを検討するために文献検討を行った。その結果、周麻酔期特定看護師を対象とした事例や文献はほとんどなかった。術中麻酔管理パッケージは2019年より開始されていることから、周麻酔期特定看護師の実態については十分に明らかになっていない現状であった。先行研究では、集中治療部で活動している看護師のコンピテンシーとして、人工呼吸器及び,体外式膜型人工肺(Veno-Venous Extracorporeal Membrane Oxygenation:VV-ECMO)管理に関する能力を明らかにしていた。手術室では、麻酔関連機器や手術ロボットなどの高度な知識を必要とする機器の取り扱いに関する知識や技術が必要とされるため、これらの管理能力も含めて調査する必要性があることがわかった。今後は、周麻酔期特定看護師の実践のコンピテンシーを具体的に抽出していくことが課題である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2022年度は文献検討を行ったが、先行研究が殆どなく、質的研究に向けた半構造化面接のインタビューガイド作成に時間を要した。また、病院に勤務する周麻酔期特定看護師へパイロットテストを打診したが、COVID-19感染拡大による影響で実現できなかった。

今後の研究の推進方策

2023年度は、研究計画書を倫理審査に提出し、承認を得たのちに病院に勤務する周麻酔期特定看護師へインタビューを実施する。先行研究が殆どないことから、周麻酔期特定看護師の実践を明らかにし、実践モデルを作成することは周術期看護の質の向上のために意義が高い研究になると考える。

次年度使用額が生じた理由

研究者の所属変更に伴い、パソコンやプリンターなどの研究に必要となる機器類を整備する必要性が生じたため、一部予算を物品購入費用に充てた。
2023年度は、病院に勤務する周麻酔期特定看護師へインタビューを実施するために、施設への依頼のための郵送費、インタビュー実施のための交通費、インタビュー謝礼、逐語録作成の業者委託費が必要になる。

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公開日: 2023-12-25  

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