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2022 年度 実施状況報告書

化学療法を受ける高齢急性白血病患者の苦痛を和らげる看護支援

研究課題

研究課題/領域番号 22K10836
研究機関浜松医科大学

研究代表者

杉山 琴美  浜松医科大学, 医学部, 助教 (40377734)

研究分担者 佐藤 直美  浜松医科大学, 医学部, 教授 (10293630)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード急性白血病 / 白血病患者 / 苦痛 / distress / 看護
研究実績の概要

急性白血病(acute leukemia:AL)の疾患と治療に伴う有害事象は急激で長期に継続する。この改善に向けた高齢者用レジメンの開発や効果的な支持療法の活用が進む中で、化学療法を受ける高齢AL患者の苦痛(distress)は、治療法の進歩に伴い変化している可能性があり、新型コロナウイルス蔓延の状況下での生活様式による変化も予想される。
本研究では、現在の高齢AL患者の苦痛を系統的事例研究法により集積することで、化学療法を受ける入院中の高齢AL患者における苦痛とその詳細を識別し、「高齢AL患者の苦痛と緩和の概念モデル」の生成を試みる。さらに臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響を調査し、高齢AL患者の苦痛を緩和し予防するために必要な看護を明らかにすることを目指している。
22年度は、臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響に関する調査を進めた。対象者である看護師の登録を募集しているが見込み数に達していない。事例研究の実施方法について、内容の再検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

臨床看護師を対象に高齢AL患者の苦痛に対する解釈の枠組みと看護実践への影響を調査し、高齢AL患者の苦痛を緩和し予防するために必要な看護を明らかにする調査を進めているが、対象者である看護師から研究参加への申し込みがなく、調査が滞っている。

今後の研究の推進方策

23年度は、新型コロナウイルスによる患者の減少にともない、看護師の業務量も通常に戻りつつあると考えられるため、対象者の募集方法の追加と範囲を広げ、Webも用いて研究参加者の募集の広報を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

新たに事務補佐員の募集を行っていたが見つからず、計画上必要であった人件費およびパソコンなどの事務機器の購入を見送った。また、インタビュー調査の対象者の申し込みがなく、研究実施計画も滞り、協力者に対する謝金の支払いもなかったため、次年度に持ち越すこととなった。22年度末から事務補佐員のアルバイトが決まり、研究協力者の募集に関する事務作業が進んだため、23年度も引き続き事務補佐員の雇用のもと、研究計画の遅れを取り戻していくよう、計画の再評価と修正を行った。

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公開日: 2023-12-25  

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