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2023 年度 実施状況報告書

感染対策と子どもの権利擁護、親の負担軽減の両立を目指した入院ガイドラインの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K11051
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

藤田 優一  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (20511075)

研究分担者 植木 慎悟  九州大学, 医学研究院, 准教授 (10779218)
福井 美苗  武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (70882207)
北尾 美香  武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (90779224)
小笠原 史士  武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (90911404)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード入院環境 / 子どもの権利 / 新型コロナウイルス / 付き添い
研究実績の概要

2023年10~12月に、2022年度のインタビュー調査で明らかとなった「感染対策を考慮した子どもの権利擁護への支援」で明らかとなった12のコードと、「感染対策を考慮した付き添い者の負担軽減への支援」で明らかとなった16のコードを質問項目としてデルファイ法の第1回調査を実施した。また、「小児の付き添いと面会の判断基準」として、先行研究をもとに「小児が入院する際の付き添いの要否の判断基準」11項目、「付き添い者の交代の判断基準」6項目、「面会者の判断基準」11項目の計28項目を質問項目とし、「現時点で実施すべきと考えますか」と質問した。681施設の看護師長、看護副師長に調査を依頼し、196件の返送があった(回収率28.8%)。同意率が80%以上となった項目は、「感染対策を考慮した子どもの権利擁護への支援」は12項目中5項目であり、「感染対策を考慮した付き添い者の負担軽減への支援」は16項目中10項目、「小児の付き添いと面会の判断基準」は28項目中6項目であった。
デルファイ法の第2回調査は2023年12月~2024年2月に実施した。196施設に送付し、140件の返送があった(回収率71.4%)。「感染対策を考慮した子どもの権利擁護への支援」は10項目、「感染対策を考慮した付き添い者の負担軽減への支援」30項目、「小児の付き添いと面会の判断基準」6項目について質問した。同意率が80%となった項目は、「感染対策を考慮した子どもの権利擁護への支援」は10項目中6項目、「感染対策を考慮した付き添い者の負担軽減への支援」30項目中15項目、「小児の付き添いと面会の判断基準」6項目中4項目であった。これらをコンセンサスが得られた実施すべき支援および実施すべき判断基準とした。
現在はこれらの結果をまとめて、論文投稿の準備中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り進行できている。

今後の研究の推進方策

今年度の計画としては、これまでの結果をもとに、子どもの入院で付き添いをした経験のある家族を対象にアンケート調査を実施することを予定している。秋頃に実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

第1研究が新型コロナウイルス感染症拡大のため遅れ、第2研究の開始が遅れていたため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] コロナ禍で入院する子どもとその親に対する看護師の実践 子どもの権利擁護と付き添いや面会に関する親の負担軽減への工夫2023

    • 著者名/発表者名
      藤田 優一, 植木 慎悟, 北尾 美香, 福井 美苗, 小笠原 史士
    • 学会等名
      第33回日本小児看護学会学術集会(横浜)

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公開日: 2024-12-25  

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