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2023 年度 実施状況報告書

大学保健師課程におけるGIS学習カリキュラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K11188
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮川 祥子  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (00338203)

研究分担者 田口 敦子  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (70359636)
石川 志麻  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (50598919)
加藤 由希子  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 特任助教 (00903329)
神原 咲子  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (90438268)
宮崎 浩之  東京大学, 空間情報科学研究センター, 客員研究員 (80764414)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードGIS / 保健師 / 保健師課程 / 自治体保健師 / ICT
研究実績の概要

本研究では、大学保健師課程でのGIS 活用スキル習得を目標としたカリキュラムモデルを構築する。今年度は、保健師課程で必要とされるGIS活用スキルセットを実際の業務での活用ニーズから明らかにするために、自治体の地域保健活動におけるGISの活用状況、また潜在的なニーズについての事例調査を行った。調査では、市民向けの情報提供と自治体業務全般での活用を目的としたGIS導入を行っているA市を対象とし、GISの活用状況、GIS導入によって実施したいデータ分析および情報提供、GIS機能への期待と課題についての聞き取り調査を行った。本調査は、研究者が実際に自治体のGIS導入検討のためのワーキンググループおよび保健師チームの検討会に参加し、アドバイスを行うというアクションリサーチの形態を取っている。本調査の結果から、1) 保健師業務におけるGIS活用の目的として、情報の可視化、政策立案のための基礎情報、市民への情報提供、市民とのコミュニケーションツールとしての活用、等の期待があること、2) 実際の業務でGISを活用することについては、活用スキルの獲得、既存のデータをGISで活用するために必要なデータ加工プロセスについての課題や不安があること、3) 簡易的なGISを用いた学習の機会を提供することで活用スキル面での不安が軽減すること、4) 自治体のGIS導入プロセスにおいて保健師業務でのGIS活用のイメージを構築・共有していく際に、ICT部門・まちづくり・開発・都市整備部門等のGISを業務で使用している他部門とのコミュニケーションが有効であるとの示唆を得られた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

大学への調査について、2023年度実施予定であったが、自治体保健師業務での活用調査を優先させたため、2024年度の実施とすることとした。

今後の研究の推進方策

今後は大学への調査を展開し、調査結果及び自治体調査の結果を統合して、保健師課程に必要となるカリキュラムの構築を行う。

次年度使用額が生じた理由

今年度行う予定だったアンケート調査を2024年度に変更したため

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 介護予防を促進するためのGIS活用──古賀市のDX推進における保健師の視点と展望2023

    • 著者名/発表者名
      吉田直美 、内 裕治 、近藤 翼 、宮川祥子
    • 雑誌名

      保健師ジャーナル

      巻: Vol.79, No.5 ページ: 382,390

    • DOI

      10.11477/mf.1664201983

  • [学会発表] 健康なまちづくりに GIS(地理情報システム)を役立てるー福岡県古賀市の事例紹介とディスカッション2024

    • 著者名/発表者名
      宮川祥子
    • 学会等名
      第12回高終映背看護学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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