研究課題/領域番号 |
22K11622
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
鳥塚 之嘉 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (20324775)
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研究分担者 |
吉川 貴仁 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 教授 (10381998)
中堀 千香子 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 准教授 (10408031)
今村 友美 武庫川女子大学, 食物栄養科学部, 准教授 (10411969)
安井 智代 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20347488)
堀部 秀二 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 客員研究員 (60181541)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 女子アスリート / 貧血 / 大学生 / 骨粗鬆症 / 疲労骨折 / 利用可能エネルギー不足 / 月経障害 |
研究実績の概要 |
2023年3月31日現在において、実施症例数はのべ333名であり、このうち73名が2回の検査を終了している。21名は2回目の検査を前に同意撤回した。3ヶ月以上月経無しが5名、貧血34例、鉄欠乏性貧血26例、鉄欠乏状態53例、低タンパクまたは低アルブミン10例、低LDL 15例、高LDL17例、肝機能異常2例、平均骨密度(対YAM)は左120.6.9±13.7%、右120.4±14.8%(同年齢比)は左119.9±13.1%、右1119.7±14.2%であった。貧血での内科受診推奨33名、無月経による婦人科への受診推奨5名、疲労骨折疑いによる整形外科受診推奨0名、Fe欠乏による要食事指導65名、その他の栄養障害による要食事指導20名であった。食事記録法および食物摂取頻度法による食事調査はのべ115名がデータが解析終了している。この食事調査による摂取エネルギー値では概ね同様の傾向であったが、クラブ間の差が大きく測定値は概ね1300-2300kcal/dayであった。一方、活動量計による消費エネルギー測定値2100-2900kcal/dayであり、約9割の学生で摂取エネルギーの値より大きかった。 有害事象は無かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
二回目の検査前の同意撤回は予想外に多い数になったが、概ね順調に検査数は推移している。摂取エネルギーと消費エネルギーの解析に時間を要しているが、スピードアップを図りたい。
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今後の研究の推進方策 |
すでに1回目の検査は終了しており、2回目の検査に入っている。各クラブとも検査可能時期は1回目と同様であるため、昨年と同じように施行する予定であり実行は十分可能。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究途中での同意撤回により、当初予定していた検査人数は減少したため検査費が減少している。一方、測定中に活動量計が破損することが増加し、追加の購入を余儀なくされた。 このため、24万円程度が残っていることになった。
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