研究課題
8~12週齢に到達した雄性C57BL/6Jマウスに脛骨半月靱帯切断(DMM)手術を施行、膝変形性関節症(OA)モデルマウスを作製し、OAおよび下肢サルコペニアの病態進行を評価した。右脚をDMM手術側、左脚を偽手術側とし、術後から4、8、12、16週間経過観察したところ、DMM手術側では、4週後にOA病態が観察され、経時的に病態悪化の傾向をみとめた。12および16週後においては、DMM手術側は偽手術側に比較して有意な病態悪化をみとめた。一方、DMM手術側の下肢骨格筋では、12および16週後において、偽手術側に比較し筋湿重量が低下傾向をみとめた。
2: おおむね順調に進展している
おおむね順調に進展している。
今後は、同マウスに高脂肪食を長期間投与することで、OAおよびサルコペニアが悪化するかどうか、肥満および慢性炎症により誘導されるSASP因子に着目をして研究を進める予定である。
購入予定であった生化学および分子生物学実験試薬等の見積価格と購入価格に違いが生じた。次年度は、各種実験試薬等の購入に加え、国内・国際学会における研究発表での出張に用いる予定である。
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